最新更新日
03/06/23

少女漫画史概論T・U資料1
著者:一目かの子

○貸本時代


○1940〜1950
・混沌とした時代。少女漫画の需要も少なく、供給もほとんどなかった。


○雑誌『なかよし』『りぼん』『少女クラブ』『リリカ』時代


○1950〜1960前半
・少女漫画黎明期。主に男性作家による少女漫画が大流行。
・西洋風・ステレオタイプな恋愛モノ・現実的写実的な要素がほとんどない。


○雑誌『フレンド』『マーガレット』『ララ』時代


○1960後半〜1970年代
・少女漫画勃興期。女性作家の出現。「新しい少女漫画」とされる長編漫画が連載されるようになる。「ベルサイユのバラ」「天井の虹」「はいからさんが通る」
・60年代終わりには「高校生漫画家」ともてはやされる青池保子が登場。
多数の下手な作家の中にキラメキ有という状態。


○24年組時代
山岸涼子・萩尾望都・大島弓子・竹宮恵子など


○ 1970後半〜1980
・昭和24年生の漫画家一群の総称。綺麗な絵・周到な内容・独自性を持つ
漫画を描く。この時期SF・少年を主人公とする漫画が流行。
・24年組が少女漫画界をリードし少女漫画のを文化の域まで持ち上げる。
作家の淘汰が起こり始める。


○雑誌「雨後の筍」期
・レディース・ホモ・学園モノ・長編モノなど細分化進む


○1980年代以降
・趣味の世界。雑誌が増え、書き手も増えたため読者が作品を選べるようになる。
・ラブコメ以外のギャグ漫画が登場。少女漫画の細分化がどんどん進む。




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