最新更新日
03/10/30

ヤシガニを食う見る −宴の始末−
著者:新津ゆうた

<前回までのあらすじ>

「カニ鍋食いてぇ。」

 さて研究室に戻ってきた我々は捕獲した四匹のカニを鍋にして喰うことにした。しかし、実際問題このカニが喰えるのかどうか誰も知らないのであった。

 我々も一応最高学府と呼ばれる大学生の集団である。ひょっとしたらこのカニは毒があるかもしれない。あらゆる可能性を考えて慎重に対応すべきである。ホームページなどあらゆる角度からカニの種類の同定が計られた。その結果は

 

………

 

……

 

めんどくせぇ。とりあえず喰ってみる。

 てゆうか腹減ってるし。毒もってるカニの方がすくねぇし。と言うわけで一抹の不安を残しつつ、カニ鍋が調理された。

 

 

 「民研風よく分からないカニの鍋」完成である。気になるカニの味は…。

身がない。

 …というわけでよく分かりませんでした。まだ見ぬヤシガニを思い描きながらなんだかよく分からないよせ鍋の夜は更けていくのであった。

(了)




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