最新更新日
03/06/24

版画を彫る
著者:新津ゆうた

■図1 作品たち


 2003年1月13日、部室にて版画作成という全く民俗とは関係無い活動が行われた。
 発端は例のごとく馬鹿話の中から生まれた企画である。
 
しかし何故か気合の入る部員達。

 
午前の材料の調達の際には店員に版画用のインクを探させ、メーカにまで電話をかけさせるほどであった。

 午後部室でいよいよ版画の作成である。

  しかし、そこで重大な問題が発覚した。

  嗚呼、我々は材料調達のことばかりに頭が一杯で肝心要の版画の図案にまで頭が回っていなかったのである。
 
もともと絵心の有る者などそこにはおらず、不気味な沈黙の後、写真を写す者、本の挿絵をコラージュする者など部員はできるだけ自らの画力に頼らない方法での下図の作成を行った。
  その後、日が落ちたのにも気付かず、一心不乱に版を彫る部員達。
夜にはそれぞれの版を刷ることができた。

  小学生以来版画などやったことはなかったが第二弾版画大会に思いを馳せるほど版画は楽しかった。

断っておくが現実逃避ではない。




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