最新更新日
03/06/24

ハマウリでアソブ
著者:新津ゆうた

 
 4月17日。潮干狩りから二日が経った…。
 あれから冷蔵庫に保管されたは部員達の話題になることは無かった。
 、誰も恐ろしくて口にできなかったのである。しかし捕った物はきちんと食べないと大自然に対し失礼である。
 民研を超えた私の戦いが始まった。孤独な戦い。それはまさに…
 「一人民研」である。
 さて、を入れたタッパーを開けてみることにする。
…濁ってるし。
 この事態にちょっと食う勇気が失せる私。そこでちょっと実験。
 お腹を空かせた野良に蟹を与えてみる。
…興味無し。
 とりあえずは記憶から抹消し、の調理に入る。
 鍋に貝を入れ醤油で付け。
できあがり♪
 貝の吸い物を食べてみる。味は…。
 以外に美味い
 大自然の力恐るべし。
 この結果に気を良くした私は問題のの調理に取りかかる。
 蟹を油で揚げてみる。
できあがり♪

 の唐揚げを食べてみる。味は…。

 ノーコメント。

 …しかしもしも今これを見ている人に私の感じた味覚をそのまま伝えることができたなら

100人中99人はトイレに駆け込むだろう。




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